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政府閉鎖(government shutdown)の現地での状況と最新情報

『Government shutdown』って知ってますか?

アメリカで一番ホットな話題です。日本では耳にしたことの無いワードだと思います。government shutdownとは政府閉鎖のことでアメリカでは予算案が成立しない場合、緊急のものを除き業務を停止しなければいけないという決まりがあります。

 

つまり、政府機関が一斉にストップするんです!!

 

ワシントンDCには多くの政府機関が集まっていますが、今現状政府機関(国会や議会、政府の公務員など)で働いている方々は無職になっているわけなんです!

なぜならgovernment shutdownが終わるまでは機関が停止している為、仕事もありませんし、何よりお給料も支払われていない状況(強制的な自宅待機)です!つまり事実上無職というわけです。

 

政府関係で働いている友人に聞いたところ、このgovernment shutdownはたまにあることらしく、多くの場合が期間終了後に無給だった期間のお給料も貰えるそうです。無かったら大変なことになりますよね・・・

 

 

今回のgovernment shutdownの経緯は、トランプ大統領がメキシコとの国境に大きな壁を作りたいと予算案で出しており、それが反対されて対立しており決着がつかずに政府閉鎖になりました。またトランプ大統領「予算が通るまでgovernment shutdownを何ヶ月でも何年でも続ける!」と言っているようで、実際12月22日から始まった政府閉鎖は1995年クリントン政権下で起きたものを抜かして、過去最長の22日目に突入しています!

 

 

ですが、普通に暮らしてる私たちにはあまり影響はありません。ですが、観光地のインフォメンションセンターが閉まっていたり、公共のトイレが使えなかったりするのでこのタイミングで観光に訪れた人には影響がありますね。DCと言えばたくさんの博物館や美術館があることで有名ですが、それも現在は閉まっている状態です。ちなみに国会議事堂は何故か空いており中の見学ツアーなども通常通り運営されていました!

※今度ワシントンDCで有名なスミソニアン博物館について記事を書くのでぜひご覧ください

 

 

アメリカには今なんと80万人を超える方々が政府機関が閉まっていることを理由に強制的な自宅待機を強いられている状況です!聞くところによると政府機関が入っていたビルに併設されているカフェやレストランも利用者がおらず臨時閉店をしている状況のようです・・・

 

ワシントンDCにはたくさんの政府機関が集まっている為、多くの人が影響を受けています。そんな中でその自宅待機=無職状態の方々の為の色んなサービスがDCでは行われているんです!!今回はそれを紹介すると共に行ってみた感想をお伝えしたいと思います!

 

 

DCでは様々なレストランや博物館で割引きなどのサービスが行われています!今回はその中のいくつかを紹介します

 

 

 

 

 

 

『レストラン・カフェ』

 

◆Punch Bowl Social (アメリカン)

政府機関のIDを見せるとここでは飲み物と食事が25%offになります。ワシントンDCではなく、隣のバージニア州にあるアメリカン料理ですね。DCの中心地からだと電車で15分ほどで着きます。

 

https://www.punchbowlsocial.com/location/arlington

 

 

 

◆Kramerbooks&afterwords(アメリカン・バー)

ここは本屋に併設されているレストランです。この本屋は地下鉄dupont circle駅から徒歩2分にあり、本の品揃えもとても良く遅くまで営業している為多くの人が利用しています。このレストランでは、政府機関のIDを提示し、食事をするとデザートがただになります!

実際に行ってみたのですが、私たちが行ったのはディナー後の23時過ぎ。食事をしないとサービスが受けられない事を知らずに、コーヒーとデザートだけを目的に行ったのです・・・。説明を聞き、これから食事はもうお腹いっぱいだな・・・と諦めてふつーにチーズケーキと飲み物をオーダー。すると状況を把握したのか、ウェイターのお兄さんがチーズケーキをただにしてくれたのです!!優しさに感動しました!そしてこのチーズケーキが素晴らしく美味しかったです。チーズケーキ好きの私ですが、お兄さんの優しさもプラスされて本当に美味しかったです!

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https://kramers.com/

 

 

 

◆Taco Bamba(タコス)

チャイナタウンの近くにあるタコスのレストラン。1つ$3.50から注文できる為、小腹が空いた際行ってみるのもいいかもしれません。ここでは政府機関IDを見せるとタコスが1つ無料になります!味も美味しく、手軽に食べられますよ!地下鉄chinatown駅から徒歩3.4分です。

 

https://www.tacobamba.com/location/chinatown/

 

 

 

 

◆&pizza(ピザ)

ファストフードのような感覚でアメリカではピザが食べられます。この&pizzaは店内が少しお洒落な雰囲気のお店です。店舗によってですが、中で食べる事も可能です。DC内にも10店舗以上あるチェーン店ですね。実際に食べたことは無いのですが、細長い形のしたユニークなピザが食べられます。ここではIDを見せると夜の6時から8時までの間でパイが貰えるようです。 

 

https://andpizza.com/

 

 

 

◆Gregorys Coffee(カフェ)

NYで大きく展開しているコーヒーショップでワシントンDC内には3店舗あります。店内も落ち着いている雰囲気で、個人的にはスタバなどよりこっちの方が好きですね。ここでは政府機関のIDを見せるとコーヒーが1杯無料で貰えるそうです。

 

http://www.gregoryscoffee.com/locations

 

 

 

 

 

 

 

『博物館 』

 

 

◆National law enforcement museum(博物館)

国立警察記念館です。ここでは普段は知る事の出来ないようなアメリカ警察の歴史や取り組みなどについて展示物や体験コーナーなどがあります。普段は大人$21しますが、政府機関IDを見せると無料になります。

 

https://lawenforcementmuseum.org/

 

 

 

 

◆ The Newseum(博物館)

ニュースのミュージアムでニュージアムです。ユニークですよね。

ここではアメリカでのニュースに特化した展示物を見る事が出来ます。9.11の事件についても多くの展示物があり、またミニシアターなどでその時の映像や当時報道されていたニュースなどを見る事が出来ます。実際に私も行った事があるのですが、9.11の映像は今見ても凄まじいもので心が痛くなりました。

また、ここでは多くの写真なども展示されていたり、ベルリンの壁の実物が展示されていたりと見所がたくさんあります。ここも通常大人$25の入場料が政府期間IDで無料になります。

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http://www.newseum.org/2019/01/02/federal-employees-receive-free-admission/

 

 

 

 

◆National Building Museum(博物館)

中に入ると一面カーペットの綺麗なロビーがあります。建物内には様々なコーナーがあり、DCの治安に関してのコーナーやアメリカ全体の地域政策についてのコーナーなどがあります。ロビーはカーペットなので小さな子供連れのお母さんなどが子供を遊ばせながら休憩しているのがチラホラ見えました。通常は大人$10ですが、ここも政府機関IDで無料になるようです。

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https://www.nbm.org/

 

 

 

この他にも色々とサービスを実施しているお店や施設が多くあります。

あるレストランではお昼の時間にフリーサンドウィッチを実施しており、普段お店で提供しているものをIDを持っている人には無料で配布していました。友人が行くとのことだったので、一緒に行ってみるとそこにはIDを持った多くの人たちが・・・!その場だけでも20人以上は居たと思います

 

 

いつgovernment shutdownが終わるか分からない中で予定も立てられませんし、自宅で時間を持て余している人は多くいるようです・・・

日本ではちょっと考えられない状況ですよね。早く予算案について決着が着きますように・・・。

 

 

今回は今アメリカで起きているgovernment shutdown下でのWashingtonDC情報をお届けしました!

 

 

 

 

〜政府閉鎖についての記事〜

2019.1.18更新

『government shutdown(政府閉鎖)について旅行客に及ぼす影響』

 

 

2019.1.25更新

『government shutdown(政府閉鎖)での職員への影響と最新情報』